(写真と記事は直接関係ありません)(c)NEWSIS
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【10月30日 KOREA WAVE】韓国ソウル近郊の仁川や全羅南道など、沿岸地域の自治体で提供される学校給食の水銀含有量が、大田や忠清北道など内陸部より高いことがわかった。含有量が相対的に高い水産物はサンマやヒラメ、タラなどだった。

韓国食品コミュニケーションフォーラム(KOFRUM)によると、慶熙大学医学栄養学科のパク・ユギョン教授のチームが2022年3~12月、全国16広域自治体(市や道)の公立小学校給食メニュー575件の平均水銀含有量を分析し、そのような結果が出た。

有害重金属の一つである水銀は、主に魚介類を通じて摂取することになる。水銀は中枢神経系や心血管系など主要器官に損傷を与え、低濃度の水銀でも子どもの健康に悪影響を及ぼすことがわかっている。子どもが水銀を多量に摂取すると、成長発達障害、認知発達遅延、体重減少などがみられる。

パク教授のチームが春(3月)、夏(6月)、秋(9月)、冬(12月)など四季の学校給食メニューの平均水銀含有量を調査した結果、仁川や全羅南道など沿岸地域の市や道で高く、大田や忠清北道など内陸部の市や道で低かった。

1食あたりの水銀暫定摂取許容量の超過日数を調査したところ▽江原道(カンウォンド)4日超過▽慶尚南道(キョンサンナムド)3日超過▽全羅北道(チョルラブクド)2日超過▽ソウル2日超過――で、江原道(カンウォンド)、慶尚南道、全羅北道など沿岸地域の市や道で超過日数が多かった。

学校給食で1食あたりの水銀暫定摂取許容量を超過させる、相対的に高水銀水産物・水産加工品の使用回数も▽全羅南道12回使用▽慶尚南道10回使用▽江原道8回使用▽ソウル8回使用――など、全羅南道、慶尚南道、江原道といった沿岸地域の市や道で高いことがわかった。

特に、江原道で学校給食の平均水銀含有量が高かった。続いて全羅南道、仁川、慶尚北道、慶尚南道、全羅北道などの沿岸地域で平均水銀含有量が高かった。すべての季節で、済州を除いて内陸地域で学校給食の平均水銀含有量が低かった。

パク教授のチームは「魚介類に接しやすい沿岸地域と、接しにくい内陸という地理的特性が、学校給食でも食材選定時には影響を及ぼすということがわかった。また、沿岸地域ではより多様な種類の水産物を使用することもわかった」と説明した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News