【10月26日 AFP】ラグビーイングランド代表は25日、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)3位決定戦のアルゼンチン戦に向けた登録メンバー23人を発表し、この試合限りで代表を引退するCTBマヌ・ツイランギ(Manu Tuilagi)やSHベン・ヤングス(Ben Youngs)らが先発に名を連ねた。

 共に36歳のベテラン、PRダン・コール(Dan Cole)とSHダニー・ケア(Danny Care)もベンチ入りした一方で、今大会限りでの代表引退を表明しているLOコートニー・ロウズ(Courtney Lawes)とWTBジョニー・メイ(Jonny May)はメンバーから外れ、最後の出場のチャンスを得られなかった。

 イングランドを率いるスティーブ・ボーズウィック(Steve Borthwick)ヘッドコーチ(HC)は「何人かの選手は、この試合が最後になることを公言している」とした上で、「チームとしても一区切りの試合になるし、われわれが志向するプレースタイルにふさわしい形にしたい」と語った。

 15-16で惜敗した準決勝の南アフリカ戦から先発8人が入れ替わる中、南ア戦で相手HOボンギ・ムボナンビ(Bongi Mbonambi)から人種差別発言を受けたとされているトム・カリー(Tom Curry)は、引き続き先発メンバー入りした。カリーはこれがテストマッチ通算50試合目となる。

 イングランドの登録メンバーは以下の通り。

■先発(1-15):エリス・ゲンジ(Ellis Genge)、セオ・ダン(Theo Dan)、ウィル・スチュアート(Will Stuart)、マロ・イトジェ(Maro Itoje)、オリー・チェサム(Ollie Chessum)、トム・カリー、サム・アンダーヒル(Sam Underhill)、ベン・アール(Ben Earl)、ベン・ヤングス、オーウェン・ファレル(Owen Farrell)、ヘンリー・アランデル(Henry Arundell)、マヌ・ツイランギ、ジョー・マーチャント(Joe Marchant)、フレディ・スチュワード、マーカス・スミス(Marcus Smith

■リザーブ(16-23):ジェイミー・ジョージ(Jamie George)、ビバン・ロッド(Bevan Rodd)、ダン・コール、デビッド・リバンス(David Ribbans)、ルイス・ラドラム(Lewis Ludlam)、ダニー・ケア、ジョージ・フォード(George Ford)、オリー・ローレンス(Ollie Lawrence

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