【10月27日 CNS】中国・江蘇省(Jiangsu)徐州市(Xuzhou)の徐州淮海国際陸港鉄道流通センターに9月26日、124TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個分)に満載された電解銅が到着した。大陸を横断する「鉄のラクダ」といわれる国際貨物列車「中欧班列」はロシア中南部のキシュテムを出発し、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のホルゴス輸出入検査場を経由して到着した。

 貨物の重量は約1600トンで、その価値は約9500万元(約19億4669万円)相当。 中欧班列は中国各地の都市を拠点としている中、徐州市で運行する1列車単位の最高記録を樹立した。

 電解銅は電気、軽工業、機械製造、建設業、防衛産業などの分野で広く使用されており、非鉄金属としては中国でアルミニウムに次ぐ消費量を誇っている。今回の輸入により、江蘇省の淮海経済区と長江デルタ地域の生産ニーズに引き続き対応する。

 徐州市の中欧班列は1~8月、アルミニウムなどを積んだ列車を51本運行。高額製品の価値が71パーセントを占め、コンテナ単体の価値は前年比147パーセント増加した。

 徐州淮海国際港区の担当者は「徐州中欧班列は今後も運行効率を高めていく」と説明。徐州に集めた物資を放射線状に供給し、周辺企業の生産確保に努めていく。(c)CNS/JCM/AFPBB News