ハンガリー・セルビア鉄道 動植物にも配慮
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【10月25日 CGTN Japanese】「一帯一路(Belt and Road)」の旗艦プロジェクトとされるハンガリー・セルビア鉄道は建設の中で、地域の風貌の保存を重視するだけでなく、環境保全にも配慮し、中国の建設者は動植物保護のために多くの努力を払いました。
塩湖や沼地が点在しているキスクンサーグ国立公園は、貴重な生き物や渡り鳥の天国となっています。ハンガリー・セルビア鉄道の建設者らは国立公園の自然保護部門と緊密に協力し、工事が承認され、関係部門の監督下で実施されることを確保しています。
カタシロワシはハンガリーの国家1級保護動物です。ハンガリーの規定によれば、カタシロワシが卵を産んでかえす場合、そこから1000メートル以上の距離を保たなければならず、この範囲内における操業を完全に停止せざるを得ません。施工会社は国立公園を説得し、線路から3キロ離れた場所に人工の巣を作り、カタシロワシのつがいを移住させました。
また、環境影響評価報告書によると、工事の過程で、小動物の移動のために通路を設けるべき場所についても詳しく規定されています。中国の建設者は直径わずか0.8メートルだった一つの動物通路を1.5メートルまで拡大し、鹿の通過に対応させたほか、洪水発生時の放水能力も向上させました。
ハンガリー・セルビア鉄道の建設では、生き物の生息地を保護すると同時に、鉄道沿線の生態系を修復する必要もあります。鉄道沿線には数千種類の植物が成長しており、中国の建設者は工事に先立ち、地元の植物学者を招いて全線の調査研究をおこなったほか、専門の植物保護会社に依頼して沿線の植物の種子の収集をおこないました。線路工事が終わったら、植え替えていた種を線路沿いにまいていきます。
ハンガリーの首都ブダペストとセルビアの首都ベオグラードを結ぶハンガリー・セルビア鉄道は中国の時速200キロ以上の高速列車を導入した欧州初の鉄道です。運行開始後、両国の首都間の移動時間は従来の8時間から3時間に短縮される見込みです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News