【10月25日 Xinhua News】中国鉄鋼大手、宝武鋼鉄集団傘下で湖北省(Hubei)鄂州市(Ezhou)にある鄂城鋼鉄の工場パーク内オペレーション集中管理センターでは現在、パーク内に分散していた製鋼や環境保護、遠隔測定など114の各種操作室が一つの管理ホールに集約され、技術作業員がコンピューターの前でマウスをクリックするだけで遠隔操作や制御ができるようになっている。また、メンテナンス担当者は遠隔スマート運用メンテナンスプラットフォームを通じて工場全体の設備7300点を遠隔モニタリングすることが可能になっており、設備のメンテンナンスや修理の効率が大幅に向上している。

 中国通信大手、中国移動通信(チャイナモバイル)傘下の湖北移動鄂州クラウドネットワークセンターによる技術サポートの下、同工場では5Gスマート化生産を推進。灰や異臭が低減し、今では国家3A級(上から3番目のランク)観光地に「変身」した。次の段階では、5G北斗溶銑(ようせん、溶融した銑鉄)運搬機関車高精度測位や5G危険区域ロボット巡回検査など、さまざまな分野のアプリケーションが相次いでスマート工場に導入される予定となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News