喧嘩になった相手を凶器で脅迫した疑いが持たれている30代の男性(c)news1
喧嘩になった相手を凶器で脅迫した疑いが持たれている30代の男性(c)news1

【10月24日 KOREA WAVE】韓国でMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)の組織暴力団の摘発を求める声が高まっている。構成員を集める方法や犯罪類型が以前とは異なり、捜査機関が摘発にちゅうちょしていると指摘されているのだ。

最近の暴力団はSNSで構成員を集め、オンライン賭博や仮想資産詐欺など知能型犯罪や麻薬売買で活動資金を稼いでいる。捜査機関はかつてのように犯罪団体組織罪や暴力行為処罰法を適用することが難しくなっている。

だが、こうした法律の適用対象が組織暴力団のほか、ボイスフィッシング団体などに拡大されたため、犯罪事実さえ特定すれば「MZ暴力団」など若い犯罪集団にも適用できると専門家は指摘する。

クァク・ジュンホ弁護士は「過去の組織暴力団には系図があって所属団体がはっきりしていたから、警察は自動的に組織罪を適用することができた。しかし、MZ暴力団には過去の方式での摘発ができない」と説明している。一方で「彼らに以前の暴力団のような上下関係がないとしても組織的に犯罪を起こせば現行法でもいくらでも処罰できる」と強調した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News