世界最高齢の犬、31歳で死ぬ ポルトガル
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【10月24日 AFP】世界最高齢の犬として、今年2月にギネス・ワールド・レコーズ(Guinness World Records)に認定された雄の「ボビ」が死んだ。ポルトガルのメディアが23日、報じた。ギネスによれば、31歳と165日だった。
「ラフェイロ・ド・アレンティジョ」というポルトガル原産の牧畜犬の純血種で、寿命は通常12~14歳とされる。
ボビは、子犬の時に死ぬ運命にあった。
1992年5月11日、中部レイリア(Leiria)近郊のコンケイロス(Conqueiros)村で、当時8歳だったレオネル・コスタさんの家族が所有する木材倉庫で、3匹のきょうだいとともに誕生した。他にも多くの動物を飼っていたため、生まれたばかりの子犬は飼えないというコスタさんの父親の判断で、子犬たちは翌日、倉庫から連れ出された。
だが、気付かれずに1匹残っていた。それがボビだった。
コスタさんは、「長生きしてくれて私たちに良い思い出を残してくれた。ボビは幸せだった。そして何よりも、たくさんの人、特に家族を幸せにしてくれた」と地元メディアに語った。(c)AFP