【10月23日 AFP】男子テニス、木下グループジャパンオープン(Kinoshita Group Japan Open Tennis Championships 2023)は22日、シングルス決勝が行われ、ベン・シェルトン(Ben Shelton、米国)が7-5、6-1でアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)に勝利し、ツアー初優勝を飾った。

 21歳のシェルトンは、これでプロ転向からわずか1年ほどで初タイトルを獲得。これまでは力強いショットと派手さが注目を集めてきたが、今大会は「落ち着いて、冷静に」プレーすることを意識的に心がけてきたという。

 この日も冷静さで相手を上回った。終盤に相手のゲームをブレークして6-5として第1セットを取ると、第2セットは流れを失ったカラツェフがラケットを壊す中で、悠々と獲得した。

 今季は1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)で8強、9月の全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)で4強入りしており、本人も期待以上のキャリア序盤だと話している。

 シェルトンは「ツアー1シーズン目でこんなにやれるとはまったく予想していなかったけど、受け入れて進んでいる」と話し、「勝利も敗戦も含めて、ここまでのツアーでの経験を心から楽しんでいるし、今年は自分についていろいろ学べたと感じている」と語った。(c)AFP