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【10月23日 KOREA WAVE】韓国でマンション購入時の節税対策として「偽装離婚」した後、夫の浮気を知った女性が、YTN「チョ・インソプ弁護士の相談所」に登場し、財産分割について尋ねた。

女性は大学時代から12年間付き合っていた男性と結婚し、2児をもうけた。夫は不動産に関心があり、気に入ったマンションを購入する際に「1世帯で2つの住宅を持つと税金がたくさんかかる」として妻に偽装離婚を提案した。女性は気が進まなかったが、将来のことを考えて協議離婚に応じた。

その後も夫は家族と同じ家で過ごしていたが、女性は夫のノートパソコンのメッセンジャーを見て驚いた。職場の同僚と不倫していたのだ。女性は「他に女がいるから偽装離婚しようと言ったのか、混乱している」と話した。

そのうえで女性は「法的には既に離婚した状態ではあるが、夫婦関係を本当に終わらせたい」として財産分割に対する助言を求めた。

番組に出演していた弁護士によると、韓国の裁判所では、協議離婚を取り消し、再び離婚請求をすることは容易ではないという。夫に他の女性がいることを知らず、だまされて離婚した事実を立証しなければならないためだ。

女性と夫は協議離婚後も事実婚関係を維持しており、有責配偶者に損害賠償訴訟を提起できる。しかし、夫は離婚していることを口実に「夫婦関係がすでに破綻していた」と主張する可能性が高い。

そのため、夫婦の会話や夫の実家との良好な関係から婚姻関係が破綻していなかったという点、相手の女性が夫を既婚者と知りながら離婚前から会っていたという点を立証する必要があるようだ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News