【10月22日 AFP】サッカースペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するブラジル代表FWビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)が、21日に敵地で行われたセビージャFC(Sevilla FC)戦で、子どもの観客からの人種差別行為があったと明かした。

 この試合では、別の男のサポーターが「人種差別的かつ外国人嫌悪的な行為」でスタジアムから追放された。

 スペインのスポーツ紙マルカは、セビージャのGKオルヤン・ニーラン(Orjan Nyland)と衝突したビニシウスの方向に向かって猿のまねをする男の写真を伝えている。

 ビニシウスは試合後、X(旧ツイッター)に同じ写真を投稿し、セビージャの素早い対応に感謝しつつ、子どもの観客が人種差別的なジェスチャーをしている別の動画も発見したと指摘。「君を教育してくれる人が誰もいないのが非常に残念」と嘆いた。

 ソーシャルメディアで回っている動画では、ビニシウスに向かって猿のまねをしているとみられる少女の姿が捉えられている。

 ビニシウスはスペインでたびたび人種差別の被害に遭っているが、司法的な対応が取られることはほとんどない。

 そのため、今回の投稿でも「スペインの当局が自らの役割を果たし、きっぱりと法律を変えてくれることを願う。このような人たちは刑事的にも処罰されなくてはならない」と訴え、「それが(スペインが共催する)2030年のW杯(2030 World Cup)に向けた大きな最初の一歩になるだろう。私も協力する」と続けた。(c)AFP