字幕:「何か悪いことをした?」 テントに避難する大勢のガザ市民
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【10月20日 AFP】イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)による戦闘が続く中、ガザ地区南部のハンユニス(Khan Yunis)では、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の事務所がある敷地内に設置されたテントに、大勢の市民が避難している。
避難所の取材中に、近くでイスラエルによる攻撃があり、大きな黒煙が上がった。
ガザ市から避難してきた女性は「私たちがどれほど悲惨な状況に置かれているか想像すらできないのではと思う。人として基本的に必要なものがない─電気はないし、水は塩辛い。見ての通り、あらゆる方法を使って子どもたちを落ち着かせようと最善を尽くしている。また、通信手段も遮断されていて、インターネットもない。親戚に電話することもできず心配している。連絡を取る手段がない」と話した。
またガザ地区北部ジャバリア(Jabalia)から避難してきた別の女性は「テント生活は悲惨だし、厳しい。トイレに行ったり食べたり寝たりするというような単純な行動でさえ、全部が大変。家を追われてこんな状況に置かれるなんて、私たちは何か悪いことをしたのだろうか?」と話した。
映像は19日撮影。(c)AFP