韓国科学技術情報通信省ロゴ(c)news1
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【10月16日 KOREA WAVE】来年の韓国政府予算案で4大科学技術院の独自研究予算が252億9300万ウォン(約28億円)削減された。学生研究員1182人分の人件費に当たる金額だ。

科学技術院の資料によると、2024年度に政府が出す研究事業予算案は今年比44.3%減の318億6200万ウォンだ。

優秀な人材を養成するため設立された科学技術院は一般大学とは異なり、教育省ではなく科学技術情報通信省が管理監督している。韓国科学技術院(KAIST)、光州(クァンジュ)科学技術院(GIST)、大邱慶北(テグキョンブク)科学技術院(DGIST)、蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)の4カ所がある。

2024年度の政府研究開発(R&D)予算の削減で、科学技術院の事業は大幅に縮小された。事業規模が最も大きいKAISTは101億100万ウォンと最大の減額で、UNISTは50億800万ウォンから約70%も減らされて15億3500万ウォンになる。

学生人件費を推算すると、今年の81億9900万ウォンから45.6%減の44億6000万ウォンになることが分かった。影響を受ける学生研究員は1182人になる計算だ。

イ・ジョンホ(李宗昊)科学技術情報通信相は5日、主要大学総長との懇談会で「予算が減って心配しているだろうが、先導型R&Dを進める上で避けられない痛みだと理解してほしい。学生人件費問題は責任を持って解決策を用意する」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News