【10月14日 AFP】フランス政府は14日、北部アラス(Arras)で刃物を持ったロシア南部チェチェン(Chechen)共和国出身の男が学校を襲撃し、教師1人が死亡、3人が負傷した事件を受け、16日夕方までに兵士7000人を配置すると発表した。

 13日にはエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が議長を務める安全保障会議が開催され、政府は警戒レベルを最高水準に引き上げた。

 マクロン氏は事件について、「イスラム主義者によるテロ」行為と非難している。

 事件をめぐっては、20代のムハンマド・モグチコフ(Mohammed Moguchkov)容疑者が逮捕されている。同容疑者はイスラム教徒が多数を占めるロシア南部チェチェン共和国の出身。

 警察筋がAFPに語ったところによると、安全保障上の潜在的脅威として登録されていた。

 これまでの捜査では、アラビア語で「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたとされる。(c)AFP