【10月14日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)は13日、インド・ムンバイ(Mumbai)で理事会を開き、2028年に開催されるロサンゼルス五輪の追加競技候補として提案されていた野球・ソフトボール、クリケットなど5競技について承認した。

 他にフラッグフットボール、スカッシュ、ラクロスが承認された。通常よりも試合時間が短いトゥエンティ20(T20)形式で行われるクリケットは、今回の承認によって実に100年以上ぶりの五輪競技採用に近づいている。

 最終的に採用される競技は、16日に行われるIOC総会の投票で決まる。

 IOCのトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は、提案されている追加競技は米国開催の五輪に合っていると評価。「象徴的な米国スポーツを世界に披露すると同時に、国際的なスポーツを米国にもたらすことになる」と述べ、「これらの競技は、28年のロサンゼルス五輪をユニークなものにするだろう」と期待した。

 28年大会では、採用が保留となっていた近代五種と重量挙げも実施競技に含まれる見通しとなっている。ガバナンスの問題で、国際ボクシング協会(IBA)の認可が取り消されたボクシングの実施競技入りは、引き続き保留となっている。(c)AFP