中国の対外投資規模は世界上位を維持、投資の質も向上
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【10⽉15⽇ Peopleʼs Daily】中国政府関連部門がこのほど発表した「2022年度中国対外直接投資統計公報」によると、2022年における中国の対外直接投資額は世界第2位の1631億2000万ドル(約24兆4321億円)だった。中国の年間対外直接投資額は11年連続で世界トップ3に入り、7年連続で世界シェアが1割を超えた。2022年末、中国の対外直接投資ストックは2兆7500億ドル(約411兆8950億円)に達し、6年連続で世界トップ3に入った。
中国からの投資により世界の190の国と地域に設立された現地法人は2022年末時点で計4万7000社だった。地域別では60%近くがアジアで、北米が13%、欧州が10.2%を占めた。うち「一帯一路(Belt and Road)」共同建設国に設立された海外企業は1万6000社だった。
投資分野も拡大中だ。2022年時点で中国の対外直接投資は国民経済の18の業種をカバーし、うちリースとビジネス、製造、金融、卸売小売、採掘、交通運輸などの分野への投資はいずれも100億ドル(約1兆4978億円)を超えた。
北京大学(Peking University)光華管理学院の劉俏(Liu Qiao)学院長は「中国側による対外投資の分野はここ数年来、安定拡大を維持している。対外投資の質も向上しており、中でも新エネルギー分野の投資の増加が顕著だ」と述べた。
2022年には、電力関連の対外投資の中では風力発電や太陽光発電のプロジェクト件数が全体の約58%を占めた。うち太陽光発電は8件で、投資額は13億3100万ドル(約1993億5718万円)だった。風力発電は6件で、投資額は5億1900万ドル(約777億3582万円)だった。
2022年には中国側が投資して設立した海外企業による現地政府への納税額が前年比35.1%増の750億ドル(約11兆2335億円)に達した。年末時点の海外企業の従業員数は410万人を超え、うち中国人以外の従業員は250万人近くに達した。同年の対外投資は商品貿易を2566億ドル(約38兆3437億円)けん引した。非金融類の海外投資先企業の売上高は同14.4%増の3兆5000億ドル(約524兆2300億円)だった。
このほど開かれた第23回中国国際投資貿易商談会において、国際貿易センター(ITC)のドロシー・テンボ(Dorothy Tembo)事務局次長は、「資本が中国から出るのであれ、中国に入るのであれ、貿易と投資は世界経済を持続可能な方法で回復させます。経済発展を推進し、より多くの雇用機会を創出するのです」と述べた。
今年に入ってからも中国からの対外投資は好調を維持している。中国政府・商務部によると、今年1-8月に中国企業による対外投資は増加し続け、対外非金融類直接投資は前年同期比18.8%増の5856億1000万元(約12兆33億円)だった。うち「一帯一路」共同建設国への非金融類直接投資額は同22.5%増の1403億7000万元(約2兆8771億円)だった。中国の対外請負工事の売上高は同6.1%増の6486億2000万元(約13兆2948億円)に達した。新規契約額は同2%増の8633億4000万元(約17兆6959億円)だった。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News