【10月13日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)予選は12日、各地で行われ、グループAのスコットランドは敵地でスペインに0-2で敗れ、今節での本大会出場権獲得を逃した。

 開幕から5戦全勝のスコットランドは、残り3試合で1ポイントを獲得すれば本大会出場が決まる状況で、この日のスペイン戦に臨んだ。

 前半はホームのスペインに押される展開の中、スコットランドは後半にスコット・マクトミネイ(Scott McTominay)が直接FKで先にネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認の結果、ゴールマウスでジャック・ヘンドリー(Jack Hendry)のファウルがあったとして得点は認められなかった。

 スペインは逆に73分、ヘスス・ナバス(Jesus Navas)のクロスをアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が押し込んで先制すると、その約10分後には途中出場で代表デビューを果たしたオイアン・サンセト(Oihan Sancet)が追加点を奪い、ホームでの欧州選手権予選で25連勝を飾った。

 同組のもう1試合では、ノルウェーがアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)の2ゴールなどでキプロスに4-0で大勝した。

 この結果、A組はスコットランドが首位を維持し、スペインが3ポイント差の2位、ノルウェーが5ポイント差の3位となった。スペインとノルウェーは、ともに残り1試合となっている。

 グループDでは、トルコが1-0でクロアチアを下し、勝ち点3差の首位に浮上。グループEでは、アルバニアがチェコに3-0で快勝し、2位と4ポイント差の首位を堅持した。

 同日には、15日に予定されていたコソボ対イスラエルの試合が、イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での紛争を受け、延期が決まった。欧州サッカー連盟(UEFA)は、イスラエル当局が代表チームの海外渡航を認めていないためと説明した。(c)AFP/Peter BERLIN