【10月12日 AFP】イスラエルのイスラエル・カッツ(Israel Katz)エネルギー相は12日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)が拉致した人質を解放するまで、ガザ地区への水、燃料、人道支援物資の供給を許さないとの方針を示した。

 カッツ氏は「ガザへの人道支援物資? イスラエルの拉致被害者が戻って来るまでは、電気がつくことも、水が出ることも、燃料トラックが入ることもない」と述べた。

 7日の大規模攻撃の際に、ハマスはイスラエル人やイスラエルとの二重国籍保有者に加え、外国人合わせて約150人を拉致した。

 イスラエルは先に、ガザの「完全包囲」を宣言し、水と燃料の供給を停止。ガザ地区唯一の発電所は11日、燃料切れのため運転を停止した。(c)AFP