「ユダヤ人同胞に連帯を」 独首相、国民に呼び掛け
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【10月12日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は11日、パレスチナのイスラム組織ハマス(Hamas)によるイスラエルへの大規模攻撃を受け、国内のユダヤ人への連帯を示すよう国民に呼び掛けた。
ショルツ氏は公共放送ARDを通じ、「ユダヤ人同胞の安全を保証できるよう全国民の支持を求めたい。そうすることで彼らに連帯を示さなければならない」と訴えた。
一方で、ハマスが攻撃を開始して以降、ドイツ国内で行われたパレスチナ支持者の集会で「反イスラエル」メッセージが発せられていることについて、「容認できない」と語った。
そうした集会は禁止されているが、首都ベルリンのノイケルン(Neukoelln)区では11日夜、数百人がパレスチナ支持集会に参加。一方、大衆紙ビルトは、同じ日に東部ケムニッツ(Chemnitz)で行われたイスラエル支持集会の参加者に、パレスチナの旗を持った数十人の集団が襲いかかったと報じている。(c)AFP