「美しい庭」を建設して麗しい生活を迎える 浙江省寧波市
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【10⽉14⽇ Peopleʼs Daily】中国・浙江省(Zhejiang)寧波市(Ningbo)では、住みやすく、働きやすく、美しい農村の建設が進められている。伝統的な村落の保護や発展や生活汚水対策を重視し、「美しい庭園」を共同で建設し、「文化の旅」の産業と融合した発展を促進している。
寧波市鎮海区(Zhenhai)九龍湖鎮(Jiulonghu)の秦山村では、どの家の庭にも花が植えられている。秦山村の庭園の美しさは、中国式生け花の「挿花」や花栽培の大家である秦雷(Qin Lei)さんと地元住民の努力のたまものだ。秦さんは2018年に故郷の秦山村に戻り、村振興の芸術顧問になった。
秦さんは「皆さんは最初、花の栽培を習っても役に立たないと思っていました。そこでまず、草花が好きな人にやってもらいました。すると美しい庭が出現したことを目の当たりにしたことで、住民全体の積極性が高まりました」と説明した。
秦山村には、多くの観光客が花の景色を見に訪れるようになった。村民の多くは自分の家を民宿にして観光客を泊めるようになった。秦山村の「庭園経済」は発展を続けている。庭園デザインはますます多様化し、業態はますます多元的になっている。観光客は村の湿地公園や歴史文化館などにも足を運ぶ。人気が出たことで、今では休日の宿泊予約が困難な状態だ。住民は村を共に美しくすることで、共に豊かになった。
寧海県(Ninghai)深甽鎮(Shenquan)南渓村には4月、中国人民大学(Renmin University of China)の叢志強(Cong Zhiqiang)教授が率いるチームがやって来た。チームはメンバーである地元の庭園職人の廖忠芳(Liao Zhongfang)さんと共に、荒れ果てていた住宅の芸術的改造を行い、レジャー、飲食、娯楽が一体となった美しい共有庭園の南渓楠小院を作った。
南渓楠小院は周辺住民が骨董品を寄贈したことで、さらに趣を増した。廖さんは飲食サービスを提供するようになった。訪れる観光客は5月27日のオープン以来、3か月余りで延べ2万人に迫り、直接の経済効果は17万元余り(約346万円)に達した。村や村民が出資し、賃貸し、提携するなどの経営モデルが確立された。さらにキャンプ、バーベキュー、修学などの各種サービスを充実させ、周辺の民宿、体験農家、温泉ホテルと連動して融合型の文化観光産業を発展させている。
寧波の美しい庭園の創設は「個人宅の美」から「地域の美」へと歩みを進めている。象山県(Xiangshan)東旦村は、臨海地という立地条件を利用して、おしゃれなスポーツ砂浜を建設し、55軒の民宿も差別化して観光客を誘致している。海曙区(Haishu)李家坑村は観光客に地元の古建築と漢詩に歌われた歴史を堪能させている。鄞州区(Yinzhou)走馬塘村は美しい庭園と伝統劇を結び付けて、観光客を演劇芸術に没入させている。
寧波市では美しい庭園が35万4800か所も増築された。模範村は60か所に達した。美しい庭園の建設が、地元の経済発展と環境改善を効果的にけん引している。(c)Peopleʼs Daily /AFPBB News