杭州アジア大会:アジアのスポーツの多元的な美しさを示した
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【10⽉11⽇ Peopleʼs Daily】中国・浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)で開催された第19回アジア競技大会(杭州アジア大会、19th Asian Games、Asiad)の40種目のうち、9種目は五輪に採用されていないものだった。特に注目されたのはセパタクロー、カバディ、クラッシュ、武術太極拳、ドラゴンボート、クリケットなど、アジアの色彩が豊かな種目が多く採用されたことだ。
杭州アジア大会のクリケット競技場を訪れると、観客席からときおり叫び声が聞こえてきた。多くはインド人だ。うち1人は「クリケットのチケットを何試合分も買いました。クリケットはインドでとても人気です。ちょうど、中国での卓球と同じです。私たちは小さい頃からクリケットの試合を見たり、クリケットをしたりしました」と話した。
アジアは広く、人口が多く、文化が多元的で、歴史が長い。杭州アジア大会組織委員会競技部の朱啓南(Zhu Qinan)部長は「アジア大会の非五輪種目の選択では、それぞれの種目がアジア各地でどの程度普及しているかが十分に考慮されます。例えば、武術太極拳は東アジア、セパタクローは東南アジア、クリケットは南アジア、柔術は中央アジア、クラッシュは西アジアの地域の特色を反映しています」と説明した。朱部長によると、これらの非五輪種目はアジア大会の競技内容を豊かにし、アジアのスポーツの多元的な美しさを示すものだ。
アジア大会は一つの「窓」だ。ある地域で普及している特色ある種目が多くの人の視野に入り、さらには異なる文化がスポーツを媒体として交流し、互いに参考にすることができる。
杭州アジア大会のセパタクローの試合では、得点した場合でもミスがあった場合でも、セット終了時にチームの選手が輪になって、手を取り合って雄叫びを上げた。浙江省金華市(Jinhua)から来たという観戦客の1人は「セパタクローの試合は初めて見ました。このような細かいことから、この競技の底辺にある『チーム一丸』ということを感じました」と述べた。
これまでのアジア大会でも、非五輪種目の採用は非常に柔軟で、一部の種目は「出入り」し、「新顔」もしばしば登場した。武漢体育学院(Wuhan Sports University)の柳鳴毅(Liu Mingyi)教授は「アジア大会は開放と包容の姿勢を貫いており、新しく登場し、注目され、時代の特色を持つ種目を吸収し続けてきた」と説明した。柳教授によると、この個性的な取り組みが、アジア大会が魅力を保ち、大衆との距離を縮めることに役立っているという。(c)Peopleʼs Daily /AFPBB News