【10月12日 CNS】中国東部の福建省(Fujian)は2011年から省内の緑道の整備を進めており、総延長7700キロ余りになるバリアフリー緑道が新設、改修、改良中だ。

 福建省の市街地の緑化率は40.7パーセントに達し、中国全土では第4位、人口1万人当たりの緑道も3.4キロに達している。

 2013年には同省の中心都市である福州市(Fuzhou)の金鶏山公園に初のバリアフリーの山緑道が建設されたほか、2017年に福山カントリーパークがオープン。さらに2020年8月、福建省は省内の緑道をアップグレードする形で改修している。

 福州ソフトウエアパークで働く李(Li)さんは、「福州では都市が庭園の中にあり、庭園も都市の中にあるようです。仕事中は窓外の緑を眺め、仕事を終えた後は森林浴をすることができるのです」と語る。

 近年、福建省は緑道を中心に据えたバリアフリー観光やレジャー、フィットネスなどに力を入れ、住民の幸福感を高めることを目指している。(c)CNS/JCM/AFPBB News