【10月10日 AFP】米サンフランシスコの警察は9日、中国総領事館に車両で突っ込んだ運転手を射殺したと発表した。

 ソーシャルメディアに投稿された動画には、建物の中で停止した車両と複数の警官が運転手側のドアに銃を向けている様子が捉えられていた。現場から屋外へと逃げる人々の姿も映っていた。ただ、動画の真贋(しんがん)については確認できていない。

 警察は、日中に総領事館のビザ(査証)の発給手続きを行う窓口に車両が突っ込んだと説明。意図的な行為だったかどうかについては不明とした。

 警察は記者団に対し、(総領事館内で)警官が容疑者と接触し、その後に発砲したことを明らかにした。また、警官と救急隊員、医師による救命措置が施されたが、運転手は病院で死亡が確認された。

 運転手の身元については明らかにされなかった。

 総領事館側は「この暴力的な攻撃を強く非難する」とし、「米国側に厳正な申し入れを行い、真相の迅速な究明と法に基づく厳正な処罰を要請した」と表明した。(c)AFP