【10月9日 AFP】23-24フランス・リーグ1は8日、第8節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG、フランス)は3-1でレンヌ(Stade Rennes FC)に快勝。一方でモンペリエ(Montpellier HSC)対クレルモン・フット・オーヴェルニュ63(Clermont Foot Auvergne 63)の試合は、客席からクレルモンのGKに向けて爆竹が投げ込まれたため中止になった。

 PSGは4日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)の試合でニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に1-4で大敗し、結果と内容の悪さから欧州での今後の戦いの見通しに深刻な疑問符が付いた。

 しかしこの日は近年苦手にしていたレンヌのホームで調子を取り戻し、首位ASモナコ(AS Monaco)と勝ち点2差の3位につけた。

 モンペリエ対クレルモン戦では後半アディショナルタイムに入った直後、クレルモンのGKモリー・ディアウ(Mory Diaw)の足元に爆竹が落ち、大きな音とともにさく裂する様子がテレビに映し出された。ディアウはショックを受けて倒れ、治療を受けた後に担架で運び出された。試合は緊急の協議を経て中止になった。

 モンペリエはこの時点で4-2とリードして今季ホーム初白星が近づいていたが、フランスサッカー連盟(FFF)から厳罰を受ける恐れがあり、少なくとも無観客での試合再開を命じられる可能性がある。

 警察によると、爆竹を投げ込んだ疑いのある人物を逮捕して身柄を拘束しているという。(c)AFP/Andy SCOTT