【10月7日 AFP】第19回アジア競技大会(19th Asian GamesAsiad)は6日、サッカー女子の決勝が行われ、日本は北朝鮮を4-1で下し、連覇を達成した。

 日本は中嶋淑乃(Yoshino Nakashima)のゴールで序盤に先制すると、10分足らずで同点に追いつかれたが、後半に大沢春花(Haruka Osawa)、谷川萌々子(Momoko Tanikawa)、千葉玲海菜(Remina Chiba)がゴールを奪い、勝利をつかんだ。

 中国・杭州(Hangzhou)の会場に詰めかけた3万5000人以上の観客は圧倒的に北朝鮮寄りで、日本の攻撃時にはブーイングも起こったが、チームはそうした中でも落ち着きを保ち、後半6分間の3ゴールでスタジアムを沈黙させた。

 日本の狩野倫久(Michihisa Kano)監督は試合後、緊張感のある中でも選手たちは自信を持って冷静に対処したと称賛。アウェーの雰囲気だったが、準決勝の開催国・中国戦を経てメンタル的な準備ができていたことが、勝利につながったと振り返った。

 3位決定戦では、中国がウズベキスタンに7-0で大勝し、銅メダルを獲得した。(c)AFP/Andrew MCKIRDY