【10月5日 AFP】フランス最高峰モンブラン(Mont Blanc)の標高が、2年で2.22メートル低くなり、4805.59メートルになったと、測量班が5日、発表した。

 測量班は、気候変動がアルプス山脈(Alps)に与える影響に関する情報の蓄積を目的に、2001年から2年に1度、測量に当たっている。今年は9月中旬に行われた。

 モンブランの山体(岩盤)は標高4792メートルだが、頂上は厚い氷と雪に覆われており、その厚みは風や天候の状態によって毎年増減する。

 測量責任者は今回の結果について、夏季の降水量の減少に起因している可能性があると説明し、次の測量が行われる2年後には「モンブランがまたずっと高くなっていることもあり得る」と述べた。(c)AFP