【10月5日 AFP】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)に臨む日本代表のWTB松島幸太朗(Kotaro Matsushima)は4日、週末に控えるアルゼンチン代表戦は準々決勝を進出を懸けた「負けたら終わり」の試合になると語った。

 8日にトゥールーズ(Toulouse)で行われる試合の勝者が、プールDで首位イングランドに次ぐ2位での8強入りを果たすことになる。

 日本が14人のサモア戦に勝利して踏みとどまった一方、アルゼンチンはここまで印象を残せていないものの、サモアとチリに勝利して準々決勝への望みをつないだ。

 松島は会見で、「相手(アルゼンチン)もプレッシャーがあって上手くいかないこともあった」としつつ、「互いに負けたら終わり。気持ちのぶつかり合いになる」と続けた。

 W杯前にアルゼンチンは世界ランキングで6位につけており、昨年はイングランドやオーストラリアから勝利を収めるなど、マイケル・チェイカ(Michael Cheika)ヘッドコーチ(HC)の下で安定していた。

 松島は「相手もW杯が始まる前より完成している。テストマッチとは違う」と付け加えた。

 アルゼンチンの脅威の一つには、WTBエミリアーノ・ボフェッリ(Emiliano Boffelli)の正確な長距離のゴールキック(GK)がある。

 松島は「前の試合(サモア戦)も簡単なオフサイドを取られることが多かった。バックスとしては、細かく伝えていくことを大事にしていきたい。練習からやっているし、今週はそういう簡単なミスをしないことが大事」と話した。

 また日本は、アルゼンチンのハイボールにも対応しなければならない。SOのサンティアゴ・カレラス(Santiago Carreras)とニコラス・サンチェス(Nicolas Sanchez)、そしてボフェッリは、今大会で頻繁にハイボールを選択している。

「相手のプレッシャーが来た時に壁をつくれるかが影響する。ここ2、3週間(取り組みを)やり続けている。ハイボールを取る人にキャッチできる場所をつくりたい」 (c)AFP