体重48キロの看護師 83キロの男をハイムリック法で救う 中国
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【10月4日 CGTN Japanese】中国南西部の貴州省畢節市の病院でこのほど、呉さんという男性が食べ物を気道に詰まらせて窒息しかけましたが、一命を取り留めました。体重83キロの彼を救ったのは、体重わずか48キロの小柄な女性看護師でした。
この日の朝7時半ごろ、呉さんはいつものように畢節市七星関区人民病院に透析を受けに来ました。待合室の椅子に座っていた呉さんでしたが、食べていた物を気管に詰まらせ、酸欠症状を起こしてしまいました。
近くにいた2人の看護師がそれを発見し、異物を吐き出させる応急処置としてハイムリック法(上腹部圧迫法)を試みましたが、80キロほどの大きな体を支えきれず、適切な体勢を取ることができませんでした。
そこに駆けつけたのが、看護師の李祚琴(り・そきん)さんです。彼女は他の看護師の力を借りながら、呉さんの背後からハイムリック法で、彼の気道を突き上げ、異物を押し出そうとしました。
李祚琴さんは腎臓内科の看護師です。体重48キロと小柄で、以前、腰の病気で腰椎に4本のネジを入れていたこともありました。彼女の腰を心配した他の看護師たちが彼女に交代を申し出ましたが、彼女はそれを断りました。
この時のことについて、李祚琴さんは「交代にも時間がかかる。(救命において)時間は命だ。どんな疲れも我慢できる」と語りました。李祚琴さんが処置を始めて約1分後、気道に詰まっていた食べ物は取り除かれ、呉さんはようやく意識を取り戻しました。安心した李祚琴さんは、ぐったりと椅子に座り込みました。
「命を救うためなら、潜在的な力は無限に湧いてくる。私のような体でも、あんなに大きな患者さんを救えるなんて、自分でも驚いている」と彼女は話しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News