【10月4日 AFP】ワールドアクアティクス(World Aquatics、世界水連)は3日、今週末に行われる競泳ワールドカップ(World Aquatics Swimming World Cup 2023)第1戦のドイツ・ベルリン大会について、新設された「オープン」カテゴリーのエントリー選手が一人もいなかったことを明かした。

 ワールドアクアティクスは昨年、男性から女性になったトランスジェンダー選手が女子の部に出場するのを避けるため、投票の結果、新たなカテゴリーを設けることを決めた。連盟は「先駆的な試験プロジェクト」と話し、全種目で50メートルと100メートルのレースを用意していた。

 しかし連盟は「オープンカテゴリーにエントリーがなかった」ことを発表。「現在はエリートレベルでの需要がないが、作業部会は今後マスターズ大会でオープンカテゴリーを導入する可能性を探っていく」と続けた。

 ベルリン大会は今年開催されるワールドカップ3大会の一つで、10月6日から8日にかけて行われ、来年カタール・ドーハで行われる第21回世界水泳選手権(21st World Aquatics Championships)、またパリ五輪の予選を兼ねている。(c)AFP