グリーンなアジア大会を通してより良い生活を
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【10⽉6⽇ Peopleʼs Daily】日が暮れて、第19回アジア競技大会(19th Asian Games、Asiad)の施設に照明がともされた。施設には青海省(Qinghai)や新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)での太陽光発電や風力発電による電力が供給されている。送電会社の国網杭州供電は、アジア大会史上初の「ゼロカーボン技術者」を投入した。技術者はエネルギー消費の多い施設を調査した上で炭素削減プランを示してきた。
アジアパラ競技大会を含めての56競技会場のうち、新設されたのは12会場のみだ。残りの44か所は改築または臨時設営で、組み立て式建築やリサイクル可能な材料が多く使用された。
杭州富陽水上スポーツセンターでは、花壇などに使った水を噴水や灌漑用水に再利用することで、水使用量を35%節約した。紹興野球ソフトボールスポーツ文化センターでは、屋根部分に断熱性に優れた膜状新素材を使うことで建物部分の空調の使用を減らした。
選手村で選手の部屋に備え付けのハンガーやカップの原料は麦わらだ。食堂では生分解性食器が使われ屋根には太陽光発電装置がある。
関係者がまとまって移動する際には、電動バスを利用する。また、電気自動車で乗り付ける人のために42の大会競技会場に計800台分近くの充電スタンドが設置された。
アジア大会関連以外にも、杭州市(Hangzhou)では交通のグリーン・低炭素モデルチェンジが進められている。シェア自転車は街の至る所で見られる。一般向け充電スタンドも至る所に設置された。タクシー業界でも燃料車から電気自動車への転換が進んだ。
杭州では「グリーンアジア大会」を契機に、多くの市民が自覚的にグリーン・低炭素の行動に取り組むようになった。
杭州市内のあるアジア大会ライセンス商品小売店では、多くの市民が「ゼロカーボン商品」を選んでいる。ペットボトルが原料のバッグ、もみ殻が原料のフライングディスクなどだ。多くの市民が炭素削減に貢献することを意識している。
中国では、携帯電話の決済アプリを利用して炭素削減に参加できる。低炭素移動、オンライン作業、エアコン温度の合理的設定など60種類以上の日常的な低炭素行動が大会関連の炭素削減量としてカウントされるのだ。中国全土で1億人以上がこの活動に参加しており、杭州アジア大会に10万トン以上の炭素削減を「寄贈」した計算だ。
杭州では歩行者および自転車利用者向けの「緑の道」が整備された。緑の道は計8本で、累計4700キロ余りだ。緑の道のネットワークが形成され、基本的には「5分で緑の道に到達できる」状態になった。自転車通勤に切り替えた市民も珍しくない。
中国は杭州アジア大会を契機に「グリーンアジア大会」理念を打ち出し、社会全体でグリーン行動を実践し、都市建設と環境保護の調和ある発展を推進している。中国ではグリーンで低炭素な生産や生活方式が広く普及しつつある。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News