仏、家禽アヒルへの鳥インフルワクチン接種開始
このニュースをシェア
【10月3日 AFP】フランスは2日、家禽のアヒルを対象とした高病原性鳥インフルエンザワクチンの接種を開始した。欧州の国としては唯一の取り組みだ。
仏食品衛生安全庁(AFSSA)畜産技術公社(SNGTV)の家禽担当責任者は「ワクチン接種により、ウイルスが業界全体に影響を及ぼすことはなくなる。今後は個別での対応に収まる」と歓迎している。
ワクチンは、生後10日以降の個体に2回接種される。250羽以上を飼育する家禽農場では10月からの実施が義務付けられている。
フォアグラ用の肝臓や食肉を生産する同国のアヒル農家は、特に鳥インフルエンザに神経をとがらせている。
フランスでは、2015~17年に鳥インフルエンザが大流行し、2020年以降も各地での発生が継続している。ただ現時点では、ホットスポットと呼ばれる地域は存在していない。
獣医師らは、24年夏までに約6000万羽に対してワクチンが接種されるとの見方を示している。
ただ、仏でのワクチン接種に対しては反対意見も出ている。
南西部ランド(Landes)県のある家禽農家は「ワクチン接種を受けた鳥の肉は要らない」との顧客からの厳しい声が届いていると話す。
また、日本の農水省高官はAFPに対し、もしワクチン接種が始まったら仏からの家禽製品の輸入を停止すると述べていた。(c)AFP