【10月2日 AFP】2日に行われた第19回アジア競技大会(19th Asian GamesAsiad)のローラースケート男子3000メートルリレー決勝で、韓国のチョン・チョルウォン(Jung Cheol-won)がゴール前で喜ぶのが早すぎたことで金メダルを逃し、レース後に「大きなミス」を犯したとして謝罪した。

 3人一組のチームでアンカーを務めたチョンは、台湾の黄玉霖(Huang Yu-lin)を余裕を持って抑えたと思い込み、減速して腕を上げて喜んだが、脚を突き出してゴールした黄に0秒01差で優勝をさらわれた。

 結果が出て、顔を赤らめたチョンは「すごく大きなミスを犯してしまった。全速力でフィニッシュラインに向かっていなかった。気を抜くのが早すぎた」と話し、「本当に申し訳ない。チームメートと応援してくれたファンの人に謝りたい」と謝罪。「このためにみんなで一生懸命努力してきた。すべて自分のせいだ」と語った。

 一方、台湾の黄は、100分の1秒差で勝てたのは「奇跡」だと話し、「彼ら(韓国の選手)が喜んでいるのに気づいたが、君たちが喜んでいる間も自分はまだ戦っているんだと言いたかった」とコメントした。(c)AFP