【10月2日 AFP】トルコの首都アンカラで1日朝、自爆攻撃があったのを受け、国防省は同日、イラク北部クルディスタン(Kurdistan)地域で「クルド労働者党(PKK)を無力化」する「空爆作戦」を実施し、「テロリストの拠点20か所」を破壊したと明らかにした。

 内務省によれば、1日午前9時30分ごろ、同省警察総局の入り口前に商用車で乗り付けた2人が爆弾攻撃を仕掛けた。爆発により、警察官2人が負傷した。

 アリ・イェルリカヤ(Ali Yerlikaya)内相は記者団に対し、「テロリストの1人は自爆」し、「もう1人は自爆する前に頭部に銃弾を受けて死亡した」と明らかにした。

 事件後、PKKが犯行声明を出した。PKKはトルコや欧州連合(EU)からテロ組織に指定されている。

 レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は爆発から数時間後に議会で演説。「市民の平和と安全を脅かす悪党は目的を達成できなかった。今後も達成することは絶対にない」と強調した。(c)AFP