【10月2日 AFP】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)は1日、プールBの試合が行われ、前回王者の南アフリカは49-18でトンガに勝利。貴重なボーナスポイントも獲得して暫定首位に浮上し、準々決勝進出に片足をかけた。

 前節アイルランドに8-13で敗れた南アフリカは、トンガにボーナスポイントを獲得した上で勝利し、さらに得失点差を考えるとできる限り大差で勝ちたい状況だった。その中で7トライを挙げて勝利したが、トンガも最後まで戦って3トライを奪った。

 南アフリカは、前回決勝で優勝の立役者となったハンドレ・ポラード(Handre Pollard)が13か月ぶりに復帰し、コンバージョンキック4回をすべて成功させると、試合が決まった50分過ぎに交代した。

 これで南アフリカは勝ち点を15に伸ばしてプールB暫定首位に立ったが、決勝トーナメントに進出するチームと順位は7日のアイルランド対スコットランド戦で決まり、最終順位はいくつもの可能性が考えられる。

 プールCのオーストラリアは34-14でポルトガルを下し、勝ち上がりへのわずかな希望をつないだ。

 格下相手に完勝とはいかなかったオーストラリアだが、5トライを決めてボーナスポイントも獲得し、プールC暫定2位に浮上。フィジーが8日の最終節ポルトガル戦でボーナスポイントを取れずに敗れた場合は、準々決勝に進出する。(c)AFP/Luke PHILLIPS/Barnaby CHESTERMAN