【10月2日 Xinhua News】中国で開催中の第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)では、二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル(炭素中立)」の実現に向け、全競技会場で太陽光や風力でつくられた「グリーン電力」が使用されている。環境に配慮した移動を支えるため、競技会場には電気自動車(EV)用充電器が設置された。

 送電大手、国家電網傘下の国網浙江省電力は、今大会が掲げる開催理念の一つである「グリーン(環境への配慮)」に合わせ、大会前に「電力網強化行動」を策定した。杭州蕭山(しょうざん)国際空港や選手村での高速充電設備の整備、西部の電力を東部に送る「西電東送」の重点事業である「白鶴灘-浙江プラスマイナス800キロボルト級超高圧直流送電プロジェクト」の完成など多岐に渡る。(c)Xinhua News/AFPBB News