中国香港、イノベーション指数で上位維持
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【10月2日 Xinhua News】世界知的所有権機関(WIPO)は9月27日、世界各国・地域の技術革新力を示す指数「グローバル・イノベーション・インデックス(GII)」の23年版を発表した。対象となった132カ国・地域のうち、中国香港特別行政区は17位につけ、アジアでは5位を維持、世界的なイノベーションの優位性を保った。世界トップ100科学技術都市クラスターでは深圳・香港・広州クラスターが4年連続で世界2位にランクインした。
香港特区の報道官はこれについて、粤港澳大湾区(広東省・香港・マカオビッグベイエリア)の科学技術イノベーションの発展には無限の潜在力があると強調。特区政府は中国共産党第20回全国代表大会(党大会)と全国両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議全国委員会会議)の精神を徹底し、国の第14次5カ年規画(十四五、2021~25年)に積極的に協力し、大湾区の科学技術の発展を推進し、大湾区と国家の発展により大きな貢献をしていくと表明した。
同報道官によると、特区政府は22年、国際イノベーション科学技術センターの建設を推進するため、イノベーションや科学技術の発展に向けた青写真を発表した。科学研究インフラの整備、研究開発活動への資金援助、産学研(産業、大学、研究機関)協力、科学技術人材の集積・育成などに向けた投資は過去数年間で2千億香港ドル(1香港ドル=約19円)近くに上った。さらに有力企業を積極的に香港に誘致し、革新的な科学技術を生み出すエコシステムの発展を加速、強化した。(c)Xinhua News/AFPBB News