古着拾いにアイス売り、押し寄せる移民目当ての商売誕生 米メキシコ国境
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■商売上手
メキシコのピエドラスネグラス(Piedras Negras)と米テキサス州イーグルパス(Eagle Pass)を隔てる川の中州には衣類やバッグが散乱している。川を渡ろうとする移民がここで休憩し、荷物を置いていくためだ。
AFPの取材中も、男性と子ども2人が価値のありそうなものを物色していた。
米国側にはメキシコ側よりも多くの物が散乱している。移民たちは有刺鉄線の向こう側で国境警備隊に出くわせば、私物を捨てるよう命令されると信じているからだ。
ゴンザレスさんは、米側にこそ良い物があると話す。拾った物は、ピエドラスネグラスの移民を支援するNGOに寄付することもあるという。
「あそこ(NGO)で働く女性は自分のことを知っているので、良い食事や、米、豆、油、トイレットペーパーなどをくれる」と話した。
ゴンザレスさんの上をいく商売上手もいる。
シクスト・ゴメスさんは、以前はピエドラスネグラス市内でアイスキャンディーを売っていたが、現在はリオグランデ川沿いで商売をしている。
「街中よりここの方がよく売れる。それに誰にも邪魔されない。こんな所に来たいやつなんていない」と話した。
ゴメスさんは中州でアイスキャンディーを1本15ペソ(約130円)で売っている。
だが有刺鉄線を越えるのを待つ列ができた9月下旬、ゴメスさんは川を渡り、米国側の河岸でアイスキャンディーを売った。値段は1本20ペソ(約170円)だ。
「こっちでは高くなる」「これがアメリカだ」 (c)AFP/Paula RAMON