【9月29日 AFP】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)は28日、プールDの試合が行われ、日本は28-22でサモアに競り勝ち、グループ暫定2位に浮上した。この試合の結果、同組は首位イングランドの準々決勝進出が確定した。

 日本は守備の規律と攻撃力でサモアを上回り、相手に退場者が出て数的有利となる中で、試合時間残り約15分で17点のリードを築いた。サモアもそこから2トライの猛反撃を見せたが、逃げ切った日本が準々決勝進出に望みをつないだ。

 ジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)は「非常に厳しい試合で、勝利するには死物狂いで戦わなくてはならなかった。サモアの選手をたたえたい。本当に苦しめられた」とコメント。チーム3トライ目を奪った主将の姫野和樹(Kazuki Himeno)は「本当に最高の努力をして勝ち取った勝利。みんなを誇りに思う」と語った。

 これで日本は10月8日の最終戦でアルゼンチンに勝てば、イングランドに次いで突破が決定する。FBレメキロマノラヴァ(Lomano Lava Lemeki)は、「自分たちにとっては負ければ終わりの一戦」と話し、必勝を誓った。(c)AFP/Peter BERLIN