【9月28日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は28日、同国の首都キーウを予告なく訪問した北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長と会談し、その後の記者会見で、ウクライナがNATO加盟国になるのは「時間の問題」だと述べた。

 ゼレンスキー氏は、「ウクライナがNATOの正式なメンバーになるのは時間の問題だ。できる限り早く実現するよう、われわれは手を尽くしている」と述べた。

 ストルテンベルグ氏も、「ウクライナは今やNATOにこれまでで最も近い」と話した。

 さらにゼレンスキー氏はNATOに対し、ロシア軍が実施すると予想されているウクライナの電力網への攻撃が始まる前に、防空システムの追加供与を要請したと明らかにした。

「事務総長はこの件で、われわれが支援を得られるよう尽力し、加盟国に働き掛けていくことに合意した」と述べたゼレンスキー氏は、「われわれはこの冬を共に乗り越え、エネルギーインフラと人命を守らなければならない」と訴えた。(c)AFP