【9月27日 AFP】日本放送協会(NHK)は27日、大手芸能プロダクションのジャニーズ事務所(Johnny and Associates)の所属タレントについて、新規の出演依頼を当面見合わせると発表した。

 同事務所は今月、創業者の故ジャニー喜多川(Johnny Kitagawa)元社長が数十年にわたり所属の若いタレントに性加害を行っていたことを認めた。

 NHKの稲葉延雄(Nobuo Inaba)会長は定例会見で、同事務所に所属するタレントの起用について、「新規の出演依頼は、被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に実施されていることが確認されるまで当面行わない」と述べた。

 毎年大みそかに放送され、日本の約3分の1の世帯が視聴する「紅白歌合戦」についても、この方針で対応するという。(c)AFP