6歳男児殺人容疑で14歳少年逮捕 ドイツ
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【9月27日 AFP】ドイツ北部プラグスドルフ(Pragsdorf)で先週、6歳の男児が殺害される事件が発生し、警察は26日、殺人容疑で14歳の少年を逮捕したと発表した。被害者の体には、複数の刺し傷があった。
男児の両親は、運動場から帰宅するはずの息子が行方不明になったと通報。男児はやぶの中で見つかり、救助隊が蘇生を試みたが、後に搬送先の病院で死亡した。
現場付近で、凶器とみられる刃物が見つかった。警察は26日、DNA鑑定を行ったところ、14歳の少年との関連が確認されたと発表した。
警察によると、容疑者の少年は、生前の被害者を最後に見た人物としてすでに事情聴取を受けていた。供述に矛盾があったことから、関与が疑われていたという。
ドイツでは今年に入り、未成年者が関わる殺人事件が相次いでいる。
3月にはノルトライン・ウェストファーレン(North Rhine-Westphalia)州で、12歳の少女が刃物で刺されて死亡。12歳と13歳の少女が犯行を自供した。翌4月にもバイエルン(Bavaria)州で、児童養護施設で11歳の少年が10歳の少女を殺害する事件が起きた。
先月には、ハノーバー(Hanover)近郊で起きた15歳の少年を殺害した同い年の少年に禁錮10年が言い渡された。
ドイツでは、14歳から刑事責任を負う。(c)AFP