【9月27日 AFP】シンガポール軍の爆発物処理班は26日、建設現場で見つかった第2次世界大戦(World War II)時の100キロ(220ポンド)爆弾を爆破処理した。

 周辺200メートルの立ち入りが禁止され、近隣住民4000人以上が避難した。地元メディアは、第2次大戦時の不発弾としては同国史上最大の爆破処理だと報じている。

 警察が24日に明らかにしたところによると、不発弾は先週、ブキティマ(Bukit Timah)地区のコンドミニアム建設現場で見つかった。

 爆弾はネットを使って土のうで囲んだ場所に運び、爆破処理された。

 現地メディアによると、不発弾には約47キロの爆薬が含まれていた可能性がある。アパート1棟を破壊するのに十分な量だという。

 旧日本軍は真珠湾(Pearl Harbor)攻撃の翌日に当たる1941年12月8日、当時英植民地だったシンガポールを初めて爆撃し、翌42年1月に爆撃を激化させた。

 2月8日にはシンガポールに上陸し、1週間にわたる戦いの後、英国軍のシンガポール守備隊を降伏させた。

 非常に狭い都市国家シンガポールでは近年、不発弾がいくつか見つかっている。(c)AFP