(ソウル市提供)(c)news1
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【09月27日 KOREA WAVE】ソウル市は地下鉄利用者の不便を解消するため、4月から地下鉄駅名視認性改善事業を推進してきた。その結果、ホーム安全ドアの駅名標識の取り付けと旧型電車(2・4号線)内の行先案内表示の改善が完了した。

同事業はソウル市が今年初めて推進した「創意行政」公募で選ばれたもの。「車内で到着駅の情報を直ちに把握するのは難しい」という市民の苦情を受けて進められた。

車内の行先案内表示は、車両の中間または出入り口上段に設置され、到着駅や乗り換え駅情報などを知らせる装置だ。

今回の事業により、市は駅名を容易に認知できるようデザインを改善し、文字も大幅に拡大した。また座席と出入り口の両方で死角地帯なしに到着駅を確認できるようにした。韓国語の読解の難しい外国人乗客のため、駅番号も追加した。

同事業は8月に1~8号線の全275カ所の駅で完了している。

また、市民から「不便だ」との指摘が相次いだ2・4号線旧型電車の「行き先案内表示」の整備も完了した。これに伴い、2号線のハングル駅名表出時間が従来の15秒から59秒に、4号線は52秒から95秒にそれぞれ長くなった。

2号線の場合「次の駅は」「○○行きに乗るお客様は」のような不要な情報と、長い乗り換え駅案内文句を簡素化する代わりに、到着駅名が表示されるよう表出時間と頻度を増やした。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News