中国国際工業博覧会、日本企業が最先端技術を出展
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【9月27日 Xinhua News】中国上海市の上海国家会展中心(国家エキシビション・コンベンションセンター)で23日までの5日間開かれた第23回中国国際工業博覧会では、多くの日本企業が最先端技術を携えて出展した。
三菱電機の中国でのFA(ファクトリーオートメーション)製品販売会社、三菱電機自動化(中国)の展示面積は400平方メートル余りの展示面積を確保した。未来製造展示エリアでは、人工知能(AI)技術「Maisart(マイサート)」を搭載したAIリアルタイム経路計画(パスプランニング)生成デモ機やAI展示機を出展。AIアルゴリズムを用いた省エネ対策の自動分析や生産現場のリアルタイム監視が可能で、従来型の製造業や精密半導体などの業界に応用できる。
張巍(ちょう・ぎ)董事兼総裁は、博覧会に大きな期待を寄せているとし「外資系企業にとって、博覧会が発信する前向きなシグナルは中国での発展に向けた自信を一段と強めてくれる。より大きな力で中国市場に身を投じ、中国の顧客にサービスしていく」と語った。
オムロンはデジタル化や低炭素化に向けた革新的アプリケーションやソリューションを多数展示。モノづくりの革新コンセプト「i-Automation!」に基づき策定した3Dシミュレーションの統合▽生産設備の設計、立ち上げのデジタルツイン実現▽顧客の生産性とエネルギー効率を最大化するロボット統合コントローラー-など一連のデジタル化、低炭素化ソリューションを出展した。
今年の工業博覧会の展示面積は30万平方メートル。30カ国・地域から2800社余りが出展した。(c)Xinhua News/AFPBB News