【9月28日 CGTN Japanese】中国東部に位置する山東省(Shandong)臨沂市(Linyi)でこのほど、誤って落花生を気管に吸い込んで呼吸困難になった10カ月の赤ちゃんが、医療スタッフの懸命のリレー救命により危機から脱出しました。監視カメラの映像には、医療従事者が一刻を争って赤ちゃんを救出する様子が記録されており、中でも救急医が抱きかかえた赤ちゃんに人工呼吸を施しながら突進する姿が、多くのネットユーザーに感動を与えました。

 臨沂市人民医院は13日、救急センターから緊急連絡を受けました。生後10カ月の乳児の気管に異物がつまり、救急車で人民医院に搬送される途中で、応急処置を必要とする危険な状態とのことでした。救急車に同乗した医師が赤ちゃんを抱いて病院の救急室に駆け込むと、待機していた救急科の孫徳重医師はただちに赤ちゃんを受け取り、手術室に向かって走りだしました。

 孫医師は、「当時は非常に重篤だった。子どもはぐったりとして顔色が青く、呼吸が弱く、窒息寸前だった。子どもの命を救うために、応急でマウス・ツー・マウスの人工呼吸をした」と振り返りました。

 監視カメラの映像には、孫医師が子どもを抱いて懸命に走り、角を2カ所曲がって、廊下を50〜60メートル突進し、一瞬も止まることなく赤ちゃんを手術室に運ぶ姿が示されています。すぐに人工呼吸を受けたことが功を奏して、赤ちゃんは回復することができました。孫医師は「子どもが泣き出したのを聞いた瞬間、私は望みがあると感じた。子どもの気管が一部開いていたことが証明されたからだ」と説明しました。

 手術室の入り口ですでに待機していた救急医療スタッフは、赤ちゃんを受け取ると、ただちに応急処置を開始しました。10分以上にわたる緊迫を極めた処置の結果、赤ちゃんは命の危険を脱しました。保護者は、「医師たちの応急手当がなければ、考えるだけで恐ろしい結果になった」として、医師たちへの感謝の気持ちを示しました。赤ちゃんはその後無事に退院し、両親に付き添われて回復中です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News