【9月26日 AFP】3月に9歳になったばかりのマゼル・パリ・アルガド(Mazel Paris Alegado、フィリピン)は、本来ならば小学校に通っている年齢にして、25日に行われた第19回アジア競技大会(19th Asian GamesAsiad)のスケートボード女子パークで技を競った。

 中国・杭州(Hangzhou)で開催されているアジア大会の出場選手で最年少とみられるアルガドは、同日行われた決勝で11歳の台湾選手を抑えて8人中7位に入り、最下位を免れた。

 米カリフォルニア州出身と報じられているアルガドは、スケートボードを始めたのはいとこの家できょうだいがやっている姿を見たときだったと明かした。「そのときの自分は、やってもいい? やってもいい? という感じ」だったといい、「それでボードに乗ってみたら、とにかく大好きになった」と振り返った。

 主要な国際大会に参加することについて聞かれると「すごくわくわくした。アジア大会に出場することになり、それがかなって、とにかく楽しかった!」とコメント。また、きょうだいはまだスケートボードをやっているのかという質問には「いいえ。『やばい、もう自分よりうまくなった』と言って、やめちゃった」と明かした。

 この種目では、15歳の草木ひなの(Hinano Kusaki)が金メダルを獲得した。(c)AFP