【9月25日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは24日、第6節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)が2ゴールを挙げ、アーセナル(Arsenal)と2-2で引き分けた。

 スパーズは敵地でのアーセナル戦ここ31試合で勝利は1度のみにとどまっているが、ノースロンドンダービーで2度劣勢に立たされながらも、就任間もないアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督の下で得た楽観的な雰囲気が損なわれることはなかった。

 序盤に試合の主導権を握ったアーセナルは26分、ブカヨ・サカ(Bukayo Saka)のシュートがクリスティアン・ロメロ(Cristian Romero)のオウンゴールを誘い先制。それでもスパーズは42分、ジェームズ・マディソン(James Maddison)のクロスを孫が流し込んで同点に追いついた。

 後半に入り、ロメロのペナルティーエリア内でのハンドでPKを得たアーセナルはサカがこれを蹴り込んだものの、その直後にスパーズはジョルジーニョ(Jorginho)からボールを奪ったマディソンのお膳立てから再び孫がゴールを陥れた。

 この結果、両チームは首位マンチェスター・シティ(Manchester City)と勝ち点4差となり、スパーズが4位、アーセナルが5位につけている。

 開幕からつまずいていたニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)は、8-0でシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)に大勝した。5節までに3敗を喫していたニューカッスルだったがこの日は相手に情けをかけず、前半に3点を挙げて試合を決定づけると、後半には5点を決めた。

 リバプール(Liverpool FC)は3-1でウェストハム(West Ham)を下し、シティと勝ち点2差の2位を守っている。

 また、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)は3-1でボーンマス(AFC Bournemouth)に勝利。1-1で迎えたハーフタイム明けに投入されたブライトンの三笘薫(Kaoru Mitoma)が後半開始16秒で勝ち越し弾を決めると、76分にはヘディングでもゴールを記録した。

 一方、チェルシー(Chelsea)は10人となる中でアストン・ビラ(Aston Villa)に0-1で敗れ、マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督の下で悲惨なシーズンが続いている。(c)AFP