【9月25日 AFP】サッカー女子米国代表の象徴ミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)が24日、代表最終戦となる南アフリカ戦に臨み、2-0の勝利で有終の美を飾った。

 試合は18分にアレックス・モーガン(Alex Morgan)のアシストからトリニティ・ロッドマン(Trinity Rodman)の右足ボレーシュートで米国が先制すると、49分にはラピノーのCKのこぼれ球をエミリー・ソネット(Emily Sonnett)が頭で押し込んで追加点を挙げた。

 2点目の後、選手はラピノーのまわりに駆け寄って祝福し、ラピノーもチームメートに促されてポーズを取った。その後54分に交代となると、客席からはスタンディングオベーションが起こり、チームメートが集まってきてピッチを去るラピノーと抱擁を交わした。

 ラピノーはこの日の試合について「非常に胸がいっぱいになっている。夢のよう」と振り返り、「いつまでもこの日を恋しく思うでしょう。完璧と思える瞬間はこの後も経験できないと思うけど、きょうはそれにすごく近かった」と話した。

 38歳のラピノーは、17年以上にわたる代表キャリアで203試合に出場し、63ゴールをマーク。2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得すると、2015年と2019年に女子W杯(FIFA Women's World Cup)連覇を達成し、2019年には国際サッカー連盟(FIFA)が選ぶ女子の年間最優秀選手賞を受賞した。

 社会課題にも積極的に関与し、LGBTQ(性的少数者)の権利を訴えるなど、数々の社会運動を支持した。米国の文民に贈られるものとしては最高の栄誉である大統領自由勲章(Presidential Medal of Freedom)を与えられ、女子代表の平等賃金を求める闘いでもリーダーの一人を務め、勝利を勝ち取った。(c)AFP