ルワンダ女子代表監督の職務停止 相手選手に「男みたい」発言
発信地:キガリ/ルワンダ
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【9月24日 AFP】ルワンダサッカー連盟(FERWAFA)は23日、同国女子代表のグラセ・ニナウマントゥ(Grace Nyinawumuntu)監督に対し、対戦したガーナの選手について「男みたい」だと発言したとして職務停止処分を科した。
ニナウマントゥ氏は、20日に行われたアフリカ女子ネーションズカップ(Women's Africa Cup of Nations 2024)予選のガーナ戦で0-7で大敗した後、「相手チームには男性ホルモンがある女子選手がいたとわれわれは考えている。男みたいな女子だった」「相手選手がピッチに上がってから、こちらのチームは怖がってしまい、それで失点してしまった」と発言した。
連盟はAFPへのコメントで、監督が使った言葉は「不適切」で「ルワンダサッカーのルールや価値に反するものだ」とし、「当面の間」職務停止にしたと明かした。
2014年にルワンダでは女性として初のプロサッカー監督になったニナウマントゥ氏は、17年に当時率いていたクラブチームの選手からセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を告発され、クラブから処分を受けたことがあった。その時は不当な処分だとして裁判に持ち込み、4万7000ドル(約700万円)の損害賠償を勝ち取った。(c)AFP