英国王、仏上院で演説 両国関係強化への尽力表明
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【9月21日 AFP】フランスを訪問中の英国のチャールズ国王(King Charles III)は21日、上院で演説し、両国関係を強化するために全力を尽くすと述べるとともに、気候変動対策における両国の協力を促した。
3日間の日程で訪仏しているチャールズ国王は2日目の同日、上院本会議場での演説に臨んだ。
国王は昨年死去した母親のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)に言及し、女王が残した英仏関係は「永遠に強く輝く金色の糸」だと表現。「私は、国王として与えられた期間を通じて、掛け替えのない英仏関係を強化するために全力を尽くすことを誓う」と表明した。
さらに、両国は気候や生物多様性の問題でも協力していくべきだと提案した。
英語とフランス語を巧みに交えての英国王の演説に、仏上下両院議員は盛大な拍手喝采を送った。
英国君主として仏上院の本会議場で演説したのは、チャールズ国王が初めて。エリザベス女王も2004年に上院で登壇しているが、その際は講堂での演説だった。(c)AFP