【9月21日 AFP】ウクライナ軍は20日、米国出身でウクライナの領土防衛隊の報道官を務めるサラ・アシュトンシリロ(Sarah Ashton-Cirillo)氏を停職処分にしたと明らかにした。大統領府が承認していない発言があったためとしている。

 国防省はソーシャルメディアで、アシュトンシリロ氏については調査が進められており、その間停職処分となると説明している。どの発言が問題とされたのかは明らかにしていない。

 国防省は「アシュトンシリロ氏のここ数日の発言は、領土防衛隊司令部の承認を受けていなかった」「ウクライナ軍は侵略者に対する軍事作戦においては、国際人道法を厳格に順守する」と述べた。

 同氏は元々、難民の取材で2週間の予定でウクライナを訪れた。トランス女性のアシュトンシリロ氏は先日AFPの取材に応じ、自身の性自認をあざける「ロシア人の憎しみを受け入れる」ことを学んだと語っていた。(c)AFP